法面事業部
主任 稲川 卓也
地図に残り地域の役に立つ、やり甲斐が大きく誇りを持てる仕事です。
まず、入社経緯からお願いします。
最初に海老根建設へ入社したのは友人の紹介でした。それまで道路工事や瓦屋での仕事を経験したうえでの中途採用です。もともと外で体を動かす仕事が好きでしたので、強い興味を持って入社しました。
10年程働きましたが、私は事情があり、いったん退職しています。他の仕事を経験したうえで、もう一度この会社で働きたい意志を伝えたところ、快く復職を認めて頂きました。再入社したのが昨年2021年の2月になります。
具体的な業務内容を教えてください。
主任という役割を頂き、法面で管理業務を行なっています。具体的には、現場での工事を進めていくにあたり、お客様へ提出する写真を撮ったり、深さや長さなどのデータ的な数値を調べて書類を作成。それらをまとめる業務となります。
必要な業務は現場だけでなく、むしろ事務所に戻ってからがメイン。現場で体も動かしますし、管理での事務作業も必要です。作業する仲間や進捗状況など全体を見渡すことが重要な仕事と言えます。
安全面について心がけている点は?
自分も含め、周囲の仲間が怪我をしないよう徹底しています。万が一、危険な作業をしてロープが外れるなどの状況に陥れば、重大な事故に結び付いてしまいますから。「慣れている業務だから、このぐらいは大丈夫」という安易な考えは危険です。絶対に大丈夫ということはありませんし、むしろ慢心が怪我の素になってしまいます。そこは徹底して守るしかありません。ですから仲間へも、必要以上に言い聞かせています。
安全面をしっかり守ったうえでスピードも大切です。工期内で納めることが大事ですので、段取りよく進め、加えて高い品質を維持するように努めています。
仕事をしていて大変な点は?
やはり現場で体力を使う仕事ですが、個人的にはそれよりも書類関係が大変です。徐々に慣れてはきましたが。現場でも書類でもミスはできません。天候不順などの事情も含めて現場の進行が遅れたら、当然ですが必要な書類作成も遅れ、全体的により大変な状況に陥ってしまうのです。だからこそ段取りよく進めていくことが重要になります。
暑い寒いは確かに辛いですが、対策も取れますし、皆さん条件は同じだから、そこまで大変だとは感じません。雨風で現場が止まるのがいちばん辛いです。危ないですから強行作業はできませんし。
逆に嬉しいのはどのような時ですか?
お客様や完成後に利用する地域の方々にとって、丁寧な仕事ぶりが海老根建設の強みだと考えます。加えて、法面と道路の工事が連動できている点が、お客様にとって大きな利点ではないでしょうか。やはり一本化によるメリットは限りなく大きいと思います。
雰囲気が非常に良い職場です。皆さん仲がいいから休憩中は楽しくおしゃべりをして、仕事時間にはきっちりと連携を取ってプロの仕事を実践。雰囲気づくりの面で私が心がけているのは、仲間の皆さんへ積極的に話しかけること。そして自分のわからないことはすぐに訊きます。下請けの方も、先輩社員も、長くこの仕事をしていますから何でも知っています。本当に頼もしい方々です。
先輩社員が語る、人材面について
どのような人が海老根建設に向いていますか?
やる気がある人なら、海老根建設で頑張れるし、成長できるはず。何でも質問してくれる人が望ましいです。理解していないまま何となく作業してしまうより、絶対にその都度訊いてくれた方がいい。自分も含めて先輩たちは何度でもしっかりわかりやすく説明しますから。
私も最初はよく「今は何をすればいいですか?」「次はどうすればいいですか?」としつこいくらい質問しました。そういう積極的で、やる気のある人と一緒に仕事をしたいと思います。
出身校である茨城県立大子清流高校の後輩の皆さんへメッセージを。
茨城県内にはあまり存在しない法面の工事を行なう会社です。そういう希少価値のある会社組織。覚える機会も少ない分野ですし、地域のインフラにとって重要な仕事ですから、地域貢献の面でもやり甲斐が大きいです。
地元を離れて都心に出て、特に目的がある訳ではない仕事をするよりは遥かに充実した生活を送れると思います。
頑張る社員に、社長より一言
稲川さんは口数は少ないけれど誠実な人柄。いったん打ち解けると、とてもにこやかに接してくれます。社員としては非常に優秀な人材で、仕事に必要な資格もスムーズに取得しました。頭も良いですし、要領も良い。勉強家なのはもちろん、仕事に対する興味を強く持っているというのが素晴らしいです。
当社の30代で土木施工管理技士の国家資格を持っているのは、稲川さんと齋藤さんの二人だけ。今後、海老根建設という会社を引っ張ってくれる重要な人材と確信しています。ますますの成長を期待する若手のホープです。