社長からのメッセージ
地域No.1のインフラドクターです。
この世にないものを創り出す会社です。
私が社長になったのは、先代の社長である母が亡くなった約20年前。まだ私が32歳の時です。それまでの私は、経理も含む総務的な仕事をしていました。母の志を継いで社長に就任しましたが、やはり大切にしているのは「地域No.1のインフラドクターを目指す」の想い。道路が壊れてそのままだったら車も走れませんし、人も通れません。それが原因で危険な目に遭う方も出てしまうでしょう。
私たちがしていることは、人が怪我をした時に適切に絆創膏を貼ったり、包帯を巻いていくような活動です。危険も伴う仕事ですが、そこは培ってきた技術と知識でカバー。熱い想いで、目の前の仕事と向き合います。道路や法面などが壊れたままでは、地域の人々の生活の幅が狭まってしまいますから。災害時には何が起きてもおかしくありません。さらなる被害を抑え、復旧に努めるのが弊社の使命です。
この世にないものを創り出し、広げていくことも弊社の役割だと思っています。道路は人の身体に例えたら血管のようなものです。身動きできなくなったら物流も人も滞ってしまいます。かつて総理大臣だった田中角栄さんは「文化は道路からやってくる」と仰っていました。本当にその通りです。地域にとって役に立ち、利便性が広がる事業を弊社は実践し続けています。
むしろ女性が活躍できるクリアな業界。
当然のことではありますが、建設業は男性が中心に活躍する業界です。女性が社長をしていても、最前線で動いている方は少ない。いろいろな場面で顔を出す女性があまりいないという側面があるのです。そういった状況を変え、率先して女性が活躍していける環境づくりの役割を担いたいと考えています。
現在、建設業の分野でも人手不足の問題は深刻です。その意味でも、女性が活躍できる土壌が整っていますし、また期待する声も多く聞かれるようになりました。これまでは女性が働くうえでの選択肢として見られていない職業だったという事実があります。しかし今は必ずしもそうではない状況です。
建設業は資格社会。資格を取得して確実なスキルアップを果たすことで、男女に関係なく昇進や昇給に反映されるのです。例えばシングルマザーで子育てを頑張りながら働く方も、資格を取れば現場での活躍へ確実に反映されるため「これだけ多くの給料をもらえます」ということが明確にわかります。考え方として非常にクリアな業界と言い換えていいかもしれません。
女性がもっと輝ける建設業界を実現します。
女性の技術者を増やし、建設業界全体として、女性が活躍する機会を増やすための一つとして、令和元年9月に茨城県建設業協会の女性部会である『建女ひばり会』が設立され、私が会長の立場を拝命しました。まずは今まで少なかった女性に建設業へ入って頂かなければ前に進めません。魅力を感じてもらえる職業にしていくことが、私たちの重要な役割になります。
繰り返しになりますが、建設業は経営者も含めて男性が多い業界です。圧倒的に働く女性が少ない。大手組織では徐々に女性も増えてきましたが、業界全体としてまだまだ女性にとっての働きやすさが欠けているという現状があります。そんな中、弊社では「子ども休暇」を設けたり、1時間単位で有給が取れるように設定。おそらく男性の目線だけでは思いつかない制度だと思うのです。それらの部分を『建女ひばり会』の活動で「このような取り組みをしている会社もあります」と業界内を含めて世の中に広めていけたら、多くの方々に共感して頂き、考えや展開が大きなものになっていくのではないかと考えます。
例えば午前中は現場で働き、午後は子どもが通う学校のPTA活動に出席する。夕方には子どもの迎えに行きたいが仕事があるから今までは行けなかったし、言い出しづらかった。そういった部分も、弊社だけで解決する問題ではなく、業界全体として改善し、女性にとってより活躍しやすく、働きやすい環境を整えていくことが『建女ひばり会』の役割。加えて、技術者の会として活動している面も大きいですから、先端技術についての勉強会も頻繁に開催しています。
オールラウンドプレイヤーではなくスペシャリストに。
海老根建設がさらに飛躍を遂げるために必要なのは、やはり人材の力。個々の成長として望むのは「優れた技術者になってほしい」ということですが、今までの方々は関係する業務は全てできました。
しかし一つひとつの業務が煩雑化している現在では、その形で育ってもらうのは難しいですし、現実的ではありません。
そうではなく、様々な業務がある中の専門的な一つ二つでスペシャリストになってもらいたいという考えです。現場では本当にやることが多くなりました。無理して全部できるようにならなくていいです。現実的に無理な話ですから。それよりも自分が興味を持てる得意分野を着実に増やしていって頂きたい。現場で身体を動かす業務だけでなく、むしろパソコンを駆使するオフィス業務の方が多いくらいです。
資格取得を会社が完全バックアップ。
社員が成長するために必須となる資格取得に関しては、会社が完全にバックアップします。アドバイスはもちろんのこと、試験費用は当然ですが、全て会社負担。なぜそうするかと言えば、建設業自体が資格で動く社会だからです。何も資格がない状態で現場へ出ても、できることが限られてしまいます。
いざ資格を取ろうとしても、それぞれが自費で試験を受けるというのでは負担が大きく大変。一つひとつの試験費用が高いですから。自費負担だったり、受かった時のみ費用を負担するなどの形では、積極的にチャレンジできなくなると思います。皆さん働きながら資格を取ろうとしていますので、できることはどんな点でも会社でサポートしたいです。本人のスキルアップと同時に、海老根建設のためになることですので。
経営者にとって重要な学び。
成長するために努力すべきなのは、若手社員だけではありません。代表取締役である私自身もまた勉強の日々です。社長業のかたわら、グロービス経営大学院で経営について学んでいます。そうするのは、大学院での専門的な学びと気づきを会社経営に還元するためです。経営者は常に勉強しなければいけません。
グロービス経営大学院は東京都千代田区にありますが、今はZoomで質問もできますし、ウェブでセミナーにも参加できるので、非常にありがたいです。会社の社長室にいるだけでは新しい有益な情報は何も入ってきません。スケジュール調整は大変ですが、積極的に学んでいく姿勢はこれからも変わりません。
沿革
大正5年1月 | 創業 |
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昭和47年10月 | 茨城県知事許可(般-47)第1185号 土、建工事業許可取得 |
昭和54年6月 | 資本金300万円にて海老根建設株式会社 設立 |
昭和58年10月 | 増資により、資本金1,000万円となる。 |
平成3年9月 |
増資により、資本金2,000万円となる。 城県知事許可(特-3)第1185号 土、と、鋼、ほ、塗、水工事業許可取得 茨城県知事許可(般-3)第1185号 建、園工事業許可取得 |
平成18年6月 | 茨城県知事許可(般-18)第1185号 管工事業許可取得 |
平成24年9月 |
茨城県知事許可(特-24)第1185号土、と、鋼、ほ、塗、水工事業許可取得 茨城県知事許可(特-24)第1185号 建、管、園工事業許可取得 |
平成28年9月 | 31名(男性27名 女性4名) |
社訓・経営理念・経営方針
- 社訓
- 全進 善進 前進全員で進む、改善しながら善い方へ進む
- 経営理念
- 「貢献」「共生」
- 経営方針
- 地域と共に、社員と共に
資格・免許
国家資格
1級土木施工管理技士 | 11名 |
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2級土木施工管理技士 | 8名 |
2級建築施工管理技士 | 3名 |
1級建設機械施工技士 | 2名 |
2級建設機械施工技士 | 2名 |
1級舗装施工管理技士 | 1名 |
2級管工事施工管理技士 | 2名 |
2級建設業経理士 | 2名 |
技能資格・運転免許
車両系建設機械3t以上(掘削・整地) | 29名 |
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車両系建設機械(解体) | 22名 |
不整地運搬車 | 18名 |
小型移動式クレーン | 20名 |
締め固め機械 | 23名 |
大型自動車免許 | 13名 |
大型特殊自動車免許 | 9名 |
会社概要
社名 | 海老根建設株式会社 |
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代表者 | 代表取締役 柳瀬 香織 |
所在地 |
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設立 | 昭和54年6月 |
資本金 | 2,000万円 |
事業内容 | 総合建設業 |
建設業許可 | 茨城県知事(特-29)第1185号 |
許可業種 | 土工一式/とび・土工/鋼構造物/舗装/水道施設/建築/造園 |
有資格者 | 土木、造園、建設機械、舗装、管、造園施工管理技士/測量士補 |
従業員 | 31名(男性27名 女性4名) |
本社アクセス
工事表彰
工事表彰
平成29年度 | 奥久慈グリーンライン林道整備事業 知事表彰 |
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平成26年度 | 広域営農団地第1-2-12 工区道路工事 農林水産部長賞 |
平成24年度 | 広域営農団地第2-2-7 工区道路工事 知事賞 |
平成19年度 | 奥久慈グリーンライン林道整備事業 知事表彰 |
平成14年度 | オートキャンプ場連絡橋下部工事 土木部長賞 |
平成13年度 | 国道118 号線歩道新設工事 土木部長賞 |
広域営農団地第2-2-7 工区道路工事
オートキャンプ場連絡橋下部工事
広域営農団地第1-2-12 工区道路工事
個人表彰
平成29年度 | 優良主任(監理)技術者表彰 1名 |
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平成26年度 | 優良主任(監理)技術者表彰 3名 |
平成25年度 | 優良主任(監理)技術者表彰 3名 |
平成24年度 | 優良主任(監理)技術者表彰 1名 |
平成22年度 | 優良主任(監理)技術者表彰 1名 |
平成21年度 | 優良主任(監理)技術者表彰 1名 |