法面事業部
お客様から『貴重な専門家』と認識されることが、
弊社にとって何よりの喜びです。
事業部の概要と特徴
海老根建設が行なう法面工事とは?
法面とは、簡単に言って「宅地として使用できない斜面部分」。「法地」や「崖地」とも表現されます。新設の道路をつくる際、山などを削った時、側面にある土が姿を現しますが、そのままでは危険ですから、保護する必要が出てくる訳です。法面工事は、新しくできる道路だけでなく、今まで使用されていた道路が災害等で崩れた時に補修される目的もあります。加えて、劣化した道路をこのまま放っておくと崩れてしまうと推測される場所の予防。これら三つの状況で必要となる法面工事を行なうのが、私たち海老根建設の法面事業部です。
法面事業を行なう私たちは、地域の重要なインフラを担う役割。工事本来の目的は「法面を自然に還す」こと。あくまで植生を主体として、自然と同化し、自然の状態に戻すというのが基本的な考えです。とはいえ、ただ木を生やすだけでは強度が圧倒的に足りないため、コンクリートやフェンスなどを用います。そのうえで自然の状態にできるだけ近づける作業が法面工事。そうして地域で生活する方々や、外部からやってきて通行する人たちにとっての命と安全を守る特殊な仕事なのです。
法面工事と道路工事を一本化できる強み
海老根建設として最大の強みは、法面工事と土木工事の両方ができるということ。私たちはもともと道路の下を掘削するなどの土木工事が母体の会社です。そして道路工事には付随する形で、法面に関する工事がどうしても出てきます。弊社は法面工事に携わったことで、受注が明確に増えました。発注されるお客様にとってのメリットが、それだけ大きいということです。よく伺ったのが「法面も道路も一本化できるなら、海老根建設さんにぜひお願いしたいです」の言葉。窓口が一つであれば、当然のことながらお客様の手間が大きく軽減されます。
何かしらの調整が必要になっても、例えば法面のA社に訊いてから、返答を受けて道路のB社とやりとりをするというのでは、それだけで手間や時間のロスが増大。法面工事を終えて道路工事へ移行する際にも、弊社内の調整のみで済みますから、バトンタッチする時の無駄な時間や労力が生じません。法面と道路掘削の業者が別ですと「法面はいつまでかかる?」、「道路はいつから工事に入れる?」など一つひとつの調整が大変です。海老根建設であれば見通しもクリアですし、進行も連携も融通を利かせながらスムーズに行なえるという訳です。
一つひとつの施工実績が新しいノウハウに直結。
品質については、設計する段階で入念な地盤調査が完了しています。常に充分な基準に沿って仕事に入るのです。海老根建設には経験値に基づくノウハウがありますし、過去の膨大なデータが存在します。もともとの図面があり、細かな地形を考慮。マニュアルに基づいての作業になりますが、臨機応変にベストな進行を実現します。経験豊富な人材が、状況を見極め、考え、工夫を重ねて現場を動かすのです。一つひとつの案件事例が、また弊社の新たなノウハウに繋がります。
現場で作業する仲間たちとの連携もまた、弊社の強みになっています。社員同士はもちろんのこと、下請けをお願いしている作業員も専属で働いてくれる気心の知れたメンバー。コミュニケーションがしっかり取れているからこそ、抜群の連携で良い仕事ができています。いつでも意志の疎通がはかれる、頼もしい仲間たちです。
工事中の状況として、往々にして変更という状況が生じます。実際にやってみたら図面と異なる地形が出てくるなどして、お客様から「今回の場合はどうしたらいいでしょうか?」とご質問を受けた時に、弊社ではこれまでの膨大な経験則から「こうすれば問題なく進められますよ」と適切な応答が速やかにできるのです。多くのお客様から喜ばれているのがその点。法面はどうしても専門的な部分が大きく、私たちはそのプロフェッショナルです。ご質問にも答えられますし、ご要望にも応えられます。お客様から「重宝な存在」と思って頂けているのは、私たちとしても非常に嬉しいことなのです。